中性脂肪値が下がらない…。<br />知っておかなければならない放置リスクと手軽な対策方法

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突然ですが質問です！

「中年男性の中性脂肪値」が社会問題になっているのはご存知ですか？

実は、厚生労働省の調査によると、

40代男性の約半分が中性脂肪値が高め（※）だと言われています。

高めの中性脂肪値を放っておくと「まさかの事態」に発展することも…。
※厚生労働省　平成29年国民健康・栄養調査より

国立循環器病研究センターの調べによると、中性脂肪値140mg/dlを超えている方は100mg/dlの方に比べ、健康リスクが約2倍も高いというデータ（※）が出ています。

※国立循環器病研究センター、Hara,Y. & Nakajima,K.：1997

中性脂肪の適正値は50〜149ml/dL。

150ml/dLを超えている場合は自覚症状が無くても中性脂肪を下げる為の対策が必要です。

でも、「運動を始めてみた」とか「大好きなビールを少し控える」といったその場しのぎの対策では、思ったほど中性脂肪値は下がってくれないもの。

では…

「中性脂肪値」を手間なく確実に下げるにはどうしたらいいのでしょうか？

そこで注目されているのが青魚に含まれている「ある成分」でした。

青魚に含まれる「ある成分」が中性脂肪を下げてくれる？

イワシ・マグロをはじめとする青魚には中性脂肪を下げてくれる「DHA・EPA」という成分が含まれています。

「DHA・EPA」とは、中性脂肪値を下げる機能があることが報告されている必須脂肪酸。

有名なTV番組や書籍などでも「サラサラ成分」としてよく紹介されているので「聞いたことがある」という方も多いかもしれません。

実際に、20代～40代の男女160人を対象にDHA・EPAを8週間摂取してもらった結果、

「血中中性脂肪が約21％減少」することが確認されています。

データ選択理由：研究レビューの対象となった論文のうち、代表的な臨床試験の事例として提示
文献名：Incision of fish or fish oil weight-loss diets for young adults:effects on blood Iipids
出展：International journal of Obesity(2008)32,1105-1112
対象：20-40歳、160名の成人男女
摂取：DHA270mg+EPA54mgの魚食を3回摂取(8週間)
プラセボ群：ほぼ変化無し

「じゃあ、魚を食べればいいんじゃん！」

もちろんそうなのですが、ただ青魚を食べれば良いというものでもないんです。

DHA・EPAは熱や酸化に弱いためなるべく新鮮な刺身で食べなければいけません。

それに、厚生労働省が推奨する健康維持が期待できると言われる1日のDHA・EPA摂取量目安は約「1,000mg」とされています。

クロマグロの刺身に換算すると約5人前分（※）となり、これを毎日食べ続けなければならないんです。

※文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表」を元に換算

そう考えると、十分な「DHA・EPA」を普段の食事から摂取することはかなりハードルが高そうですよね…

では、「DHA・EPA」を効率的に摂取する方法はないのでしょうか？